はやり目とものもらいは違う!感染するのは?予防策は?
2017/05/12
子供がかかる「目の病気」はいろいろありますが、
よく耳にするは、「はやり目」と「ものもらい」ではないでしょうか?
どちらも目が腫れる病気ですが、実は違うものなのです。
以外と知らない事が多かった「はやり目」と「ものもらい」の違いなどをまとめました。
「はやり目」と「ものもらい」の違いは?
結論を先に言ってしまいますが、違いは
他の人に感染するか、しないか。の違いになります。
では、どちらがもっとも注意すべき病気なのでしょうか?
まずは、その症状をご説明します。
「ものもらい」について
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)と
言われる2種類を、まとめた言い方です。
麦粒腫は、まぶたにある小さな毛穴に雑菌が入ることで、その部分が化膿してしまう急性の炎症です。
まつ毛の根元あたりのかゆみや腫れ、時には痛みを伴う場合もあり、
同じ側の耳たぶの付け根にあるリンパ節が腫れてしまうこともあるようです。
普段ものもらいと言うと、ほとんどは麦粒腫のことです。
霰粒腫は、まぶたにある皮脂腺に皮脂が詰まって腫れてしまったもので、かゆみや痛みがありません。
腫れとしこりがメインの症状ですが、時々化膿してしまうこともあります。
治療方法は、症状により違ってきますが
どちらの病気も、点眼や軟膏、内服薬などで行います。
しかし、化膿がひどい場合やしこりが大きくなってしまった場合は、
切開して膿を出すこともあります。
「はやり目」について
はやり目は「結膜炎」のことです。
注意するべきはこの病気です!
があります。
眼が充血したりゴロゴロする、かゆみがある、めやにがひどく出るなどの症状があり、
咽頭結膜炎の場合は39度前後の熱や喉の痛みも出ます。
アデノウイルス(風邪の原因ウイルスの一種)の感染によって起こります。
結膜だけでなく、ときどき角膜(黒目)にも炎症が広がり、
角膜上皮(角膜の一番表層の細胞層)が傷ついたり、淡い濁りができたりすることがあります。
特に、小さい子供や赤ちゃんの場合には、急激に炎症が悪化しやすいので、注意が必要です。
目の病気 「ものもらい」と「はやり目」感染するのは?
感染するのは「はやり目」の方です。
先述しましたが、原因がアデノウイルス(風邪の原因ウイルスの一種)ですので、
感染力が大変強く、結膜炎にかかった人の目を触った手で他の人の目を触ればほぼ100%感染します。
その他タオルなどを介しても感染します。
「ものもらい」はうつりません!
まぶたに赤い腫れができる「ものもらい」ですが、感染性ではありません。
『ものもらい』は通常の体力のある人にはうつることはありません。
ウイルス感染ではなく誰もが持っている雑菌が原因ですので、心配しなくても大丈夫なのです。
「ものもらい」や「はやり目」 予防策は?
■「ものもらい」の予防策
ものもらいは、雑菌や皮脂のつまりが原因ですので、清潔を保つことで予防できます。
汚い手で目をこすらない、洗顔の際には洗顔料をしっかり落とすようにしましょう。
女性の場合は、日頃からアイメイクをしっかり落とし、清潔に保つことが大切です。
■「はやり目」の予防策
一番の予防策は、ウィルスに感染しないための体力を付けておく事です。
睡眠や栄養豊富な食事をとり体力をつける事が第一の予防策です。
残念ながら、アデノウィルスに感染してしまったら特効薬はありません。
細菌の感染によるものでしたら抗菌剤入り目薬でよくなりますが、
ウイルス感染の場合は自然に治るまで待つしかないのです。
眼科では、二次感染を予防する目的で抗菌薬(点眼液)を処方したり、
炎症の強い例では、弱いステロイド系の点眼液を処方することもあります。
Dr.の指示に従ってそれらの目薬を使い、免疫力を高めるためにも
まずは充分な休養をとるようにしましょう。
はやり目になってしまったら 生活上での注意点
タオルは家族と別にするようにし、目ヤニなどはティッシュにとってそのまま捨てるようにしましょう。
目に見えないウイルスが相手ですので、手はいつも以上によく洗いましょう。
お風呂は一番ひどい時期は控えたほうがよいですが、入る場合は一番最後にし、お風呂掃除もしっかりしましょう。
流行性角結膜炎は2~3週間くらい、
咽頭結膜炎と急性出血性結膜炎は1週間くらいで治ります。
完全に治って眼科医の許可が出るまでは必ず学校を休んで下さい。
※「学校保健安全法」により、感染力がなくなったと医師が判断するまでは、学校へ出席できない疾患に指定されています。※
まとめ
普段は夏に発症することが多い「はやり目」
2015年は、この記事を書いている10月になった今も感染者が増え続けています。
これから冬に向けてインフルエンザやノロウィルスも流行してきますので
しっかり食事をとり体力をつけて、手洗いをして予防につなげましょう。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
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